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camenoco marche
camenoco marché(カメノコマルシェ)は、九州産の上質な有機野菜を販売するオンライン市場です。
「昔から百姓百種と言われるように、100品種の野菜を栽培できれば一人前だ」と語る吉村さん。【写真右】
『満天農法』では150種を栽培しているが、小玉ねぎもそのうちのひとつ。【写真左】。

 市場の動向を把握するために、経済新聞やさまざまな情報誌に目を通すことが、吉村さんの日課だ。そして、つね日頃から消費者とのコミュニケーションも怠らない。「自分だけが食べて美味しいと思いよるだけじゃ、ただの自己満足ばい」と語る吉村さんにとって、消費者との接点を持つことは何よりも重要な意味を持つ。この徹底した消費者目線こそが、『満天農法』の別格とも言える滋味を生み出す源泉であり、職人としての“流儀”なのだ。

 当たり前の話だが、天候は毎年のように変化する。雨不足に悩む年もあれば、台風に何度も見舞われる年もある。異常気象のような集中豪雨や猛暑が続く近年は、昨年までのデータなどほとんど役に立たない。また、情報化社会が進んだ現代においては、人々の嗜好もスピーディに変化する。これも、先の読めない天候と同じようなものだ。しかし、「だからこそ、この仕事は面白い」と吉村さんは語る。自然と向き合い、人々と向き合い、まるで予言者のようにそれぞれの動向を読む。そして、そのふたつがピタリと合致し、誰もが思わず「美味しい」と唸るような野菜をつくり上げることができた時に、無上の喜びを感じるというのである。

土の中の微生物を増やせば、自然と植物の根が育つ。そして、その根が美味しい野菜を育んでいく——。
技術的にはシンプルだが、その奥深い味わいを再現することは決して簡単なことではない。

 口に含み、噛み締めた瞬間、ただ単純に「美味しい」と思う。その感動を、古来から人間は野菜に限らず、すべての食材に求めてきた。吉村さんが追求しているのは、まさにその一点に尽きる。安全・安心であることだけに、満足はしない。その先にあるべき野菜本来の姿を、彼の目は見据えている。こうした味覚や視覚から生まれる感動こそ、人間のみが感じ取ることのできる幸福であり、真の豊かさであると、『満天農法』の野菜は私たちに教えてくれているようだ。現在、彼の農場では150品種にもおよぶ野菜が栽培されているが、それだけの数の感動が今、この瞬間にもすくすくと健康に育てられている。我々がそこに何か希望のようなものを感じるのは、決して感傷などではない。それは、おそらくもっとシンプルな、人間としての根源的な欲求である。


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